僕の(わたしの)生きる世界1[完]

ステラは、直ぐに結界の強化をする。

「ステラ。敵の魔力値は4000~4500です。」

ミハイルが、そう言うとステラはミハイルに微笑んだあと、皆に言った。

「皆は、ここに居て?」

そして、ステラは先ほど受け取った、白いローブを羽織ると、結界の向こう側に転移した。

風の魔力で、ステラも宙にいた。

敵との距離、30メートル。

ガーナレスの城下町にいた、多くの人々が、見上げた。

「君から魔力をくれるの?」

「お前、ジンクスって奴と仲間だったんでしょ?」

ステラの口調が、佐々木 海斗に近づく。

「ボクは、エイプリルだよ?直ぐに楽にしてあげる。」

そう言うと、エイプリルが氷の結晶を放ってきた。

ステラは、直ぐ様炎の結界と盾で防御すると、攻撃は全て蒸発した。

エイプリルの周りに蒸気が現れると、大量の氷柱が飛び出してくる。

ステラは、杖を振ると氷柱は全て二つに割られて、落ちていった。

「へー?キミ。なかなかやるね?」

確かに、エイプリルの攻撃は早く、帝レベルなら、やっと受けれるかどうかだろう。

ただ今の攻撃位なら、以前のジェイクでも簡単にかわすだろう。

エイプリルの身体に、黒い不気味な模様が浮かび上がった。