僕の(わたしの)生きる世界1[完]

パーティの準備が終わるまで、各自控え室や、各領土の交流がされていた。





【ドカーーーーーーン】


もの凄い、衝撃が街や城を覆う結界に響いた。

ステラとジェイクが、直ぐに外に出る。

ミハイルも直ぐに転移して来た。

その後から、タケルや帝等も駆け寄ってきた。

タケルは、直ぐ様情報を集めるが、各領土では、変わったことがなく宴が始まっていた。

ステラ達が、空の方向を見ると結界の向こう側に、青い肌に黒い髪。背中には、コウモリのような羽を持った、ジンクスにそっくりな者がいた。

「こーーーんなに、いっぱい魔力が集まっているよ!こんな結界、直ぐに壊してやる!」

ジェイクが叫んだ。

「止めろ!お前はジンクスの仲間だね?」

タケルは、直ぐに帝や特殊部隊チームのメンバーに、人々の保護と避難の指示を出す。

ジェイクの言葉に、敵の視線がこちらに向いた。

「あいつは、失敗した。そんな奴は、あの御方に不要。お前等なんか、ボクで充分だ。」

そう言って、結界に向けて攻撃を放った。