僕の(わたしの)生きる世界1[完]

~キーリ地方 南部の森~

そこにいたのは、焦げ茶に赤い斑点が身体にある、蜘蛛のような姿の巨大な魔物。

真っ赤な、大きな目が1つ

ただし、顔が2つあると言う

不気味な魔物だった。

そこに三人の姿が現れる。

キーリ家からの要請でやって来た、特殊部隊チームに所属する三人。

一人は、赤いローブを着た焔帝。
火の属性を極めし者である。

一人は、青いローブを着た蒼帝。
水の属性を極めし者である。


そして、もう一人。

「………」

二人の帝が気付くと、手には剣が握られていた。

剣は光輝き、そして青く燃えていた。



その動きは一瞬で、一体何が起きたのか、
通常では捉えられない動きだった。

巨大な魔物は、一瞬にして粉々に切り裂かれ、消えていった。

「流石です。SSランクでさえ、赤子同然と言う訳ですね。さぁ、帰りましょう。これで全部見届けました。」

そして、三人の姿は一瞬にして消えた。