僕の(わたしの)生きる世界1[完]

息を切らし家に飛び込むと、
父 カルロの声が響いていた。


「早急に、ギルドへ要請を!魔力ある者は、結界の強化を急げ!」


領主である、キーリ家には緊急時にギルドへとワープが出来る、転移魔方陣がある。

その魔方陣から、慌ただしくカルロの側近でもある、執務長が転移していった。


「お父様!?」

「あぁ、ステラ…よかった。今日は大人しく家にいるんだ。いいね?」

「何があったの?」

「SSクラスの魔物がでたんだよ」

この地方は魔物の数は多いが、Aランクの魔物でも珍しい。

Sランクの魔物が出るのでさえ、年に1度あるかと言う頻度。

だから、こんなにも騒々しく、とても緊急事態なのだ。