僕の(わたしの)生きる世界1[完]

その日の夜、いつものように討伐に向かうステラとジェイク。


二人は、マッカーニーのジャングルの奥にいた。

今夜は、依頼ではなくパトロールに来ていた二人の目の前。

そこにいたのは、Aランクの魔物

「うわ!何なの?」

ステラの視線の先には、身体は豹のようで、顔はマントヒヒのような、その口からは長い舌が出ていた。

「こいつ、仲間を呼ぶ習性があるんだ!ステラ、結界を!来るよ!?」

そう言ってる傍から、次々と魔物が現れた。

ステラとジェイクは、武器を持つ。

ランクとしては、ギルドメンバーでも倒せるレベルだが、これほどの数になると、流石に厳しい。

二人は、魔物に囲まれた。

ジェイクは、魔物に斬りかかった。

ステラも、ここ最近は戦いに参加する事も増えてきた。

杖を構え、水の属性を込めていく。

そして杖の水晶が青く輝くと、杖の先にいた魔物達が、一瞬にして凍って崩れて消えていく。

ここはジャングルの中、炎だと火事になることを懸念して、水の属性にしてみた。

ステラなりの、モニカ達に対する配慮だった。

ステラは、また直ぐに杖を構える。

《助ケテ…》

ステラに妖精からの思念が聞こえた。

ステラは動きを止めた。

魔物が、そんなステラをチャンスとばかりに、飛びかかる。

魔物がステラに、噛みつこうとした寸前。

ジェイクが間に入って、魔物を斬り棄てた。

「ステラ!!ボーッとするな!結界を!」

「あぁ ありがとう。」

「どうした?」

「妖精が…。助けてって言ってる。」

ジェイクは、魔物を斬りつけながらも、ステラの様子を気にする。

ステラが突然、走り出した。
水の属性の結界を張ったステラに、魔物が飛びかかるが、弾かれて飛ばされていた。

ジェイクも斬りながら、後を追った。