僕の(わたしの)生きる世界１［完］

ー入学から1ヶ月後ー

ステラとジェイクは、授業に討伐に訓練にと、なかなか忙しい毎日を送っていた。

クラスメイトは、武器のコントロールも付いてきた。

ミハイルは、Aクラス全員を集めると、言った。

「皆さん、目を閉じてください。目を閉じて、空気を感じてください。空気の流れを肌に感じてください。どうでしょう？」

生徒達は、目を閉じて集中する。

風が吹いていないのに、空気の流れを感じた。

「空気の流れを感じたら、深く息を吸って、魔気を身体中に行き渡らせるような感じに。自分の持っている属性に魔気を取り込むようなイメージで」

皆、目を閉じて言われたようにやってみる。

「始めは出来なくても構いませんよ？しかし、これを毎日寝る前にでも、やってください。これをやることで、魔力値が順調にいけば、一ヶ月に10ずつ上がっていくでしょう。そこで、君たちには三年生になったら、召喚をやって貰うので、そのつもりで、魔力値を上げていってください。」

生徒達は、ざわめいたがコツを掴もうと、練習を繰り返した。