そして学校が終わり
校門前で待っていると


(ごめん。待った?)


と声をかけてくれて
私はニヤニヤしながら首を横に振った


(じゃあいこっか!後ろに乗って)

と自転車に股がる翔くん
その後ろに私は緊張しながらも
後ろに乗った


どこに行くかもわからずに
ずっと翔くんの大きな背中に
見惚れ続けていた


キーーーーーー!!!





(ついたよ。俺んち)


私は戸惑った。

なぜなら男の人の家に入るのは
これが初めてだったし
何より初めて2人で遊ぶのに
家に呼ばれたこと


私は不安になりながらも
翔くんの家に入った。