早く俺を、好きになれ。



あ、なんだ。


ホントに大したことない内容じゃん。


虎ちゃんからメッセージが来るのは珍しいから、何か急用だったんじゃないかって焦ったけど。


返事をしなくても良さそうな内容だったことに、とりあえずホッとした。



それにしても……蘭も美味しいって言ってくれたんだ。


えへ、嬉しいな。



なんだかもっと自信がついたような気がする。


ま、ほとんど織田さんが作ったものなんだけどさ。



「なにニヤニヤしてんだよ?」



「え?いや、何でもないよ」



いけないいけない。


また頬が緩んじゃってた。


でも、美味しいって言ってもらえるのは素直に嬉しい。



「さ、もうチャイム鳴るね。寝るんでしょ?ほら、おやすみ」



「さっきはマジメに受けろっつったくせに」



「だって、どうせ寝るじゃん」



私がそう言った瞬間、チャイムが鳴った。


すぐに担任の先生が来て、いつものように出席を取り始める。