早く俺を、好きになれ。



「それは大丈夫。俺もバスケ部の催し物でそんくらいに抜けるし、次の奴らも早めに来てくれることになってるから」


「それならいいんだけど」



ということで、受付を1人で担当することに。


だけど……。


いざ始まってみると外部のお客さんが意外と多くて、ただ座ってる私はヒマそうに見えるのか、道を聞かれたり話しかけられることが多くていっぱいいっぱい。


今も知らないおじいちゃんとおばあちゃんに話しかけられて、孫のクラスはどこかと訊ねられた。


おじいちゃんとおばあちゃんは、孫が何組かがわからないという。


お孫さんの名前を聞いても知らない名前で、どのクラスにいるのかはわからない。


1年生だっていうし、後輩となると余計にわからなかった。


一緒に探してあげたいのはヤマヤマだけど、今は抜けられないし。


どうしよう……。


おじいちゃんととおばあちゃんの悲しげな顔を見て、罪悪感が募っていく。



「すみませーん、受付お願いしまーす!」


「あ、はーい!」



目の前には女の子2人組のお客さん。


その後ろにも数人並んでいて、受付を待つ人の列が出来ていた。


わわ、ヤバッ。



「1人100円です」



えっ?


思わず声のした方を見る。



当然だけど、そう言ったのは私じゃない。