早く俺を、好きになれ。



そんなこんなで、放課後に大人数でダンボールをもらいに行くことになった。


数に限りがあるといけないから何ヶ所かにわかれて行くことになり、今は私と虎ちゃんと叶ちゃんと斎藤君の4人で、昨日より少し遠くにあるドラッグストアに向かっている最中。



「青野さんも災難だよな、無理やり駆り出されてさぁ。俺もだけど!」



「え?いや、あの……」



自然と私と虎ちゃんが前を歩いて、叶ちゃんと斎藤君が後ろから付いて来ているけど。


叶ちゃん、可愛い。


斎藤君を前にして、あたふたしてるんだもん。


後ろの会話に聞き耳を立てながら、思わず頬がゆるむ。



「なにニヤけてんだよ」



「いたっ。暴力はんたーい」



虎ちゃんに頭を小突かれ、とっさにそんなことが口から出る。


恨めしくジロッと視線を向けると、目に映った涼しげな虎ちゃんの顔に憎たらしさが増した。



「はぁ?暴力じゃねーし。バーカ」



「バカって言う方がバカなんだよ!」



「俺はバカじゃねー」



「バカだよ」