早く俺を、好きになれ。



「いいから気にすんなよ。最初に送ったのは俺なんだし。俺がしたくてしただけだから」



どこまでも優しい虎ちゃんに甘えていいのかな。


わからない。


でも、居心地がいいからついつい甘えちゃう。


虎ちゃんがいなかったら、きっと今よりもずっとツラかったはず。



「おはよう」



虎ちゃんと話していると武富君が席にやって来て、ぎこちないながらも小さく笑ってくれた。



「ちーっす」


「お、おはよう」



気まずいけど武富君が笑ってくれているから、私も出来る限り普通にした。


避けられたらどうしようって思ってたから、素直に嬉しい。


今はまだツラくて苦しいけど、きっと大丈夫。


多分……大丈夫。



「あの、さ。ダンボールだけど、近くのスーパーに行ってみない?」


「スーパー?」


「うん。近所のおじさんが働いてるから、事情を話せば分けてもらえると思うんだ」



ニコッと笑う武富君の笑顔にドキッとする。


やっぱり、そう簡単に好きっていう気持ちは消せない。


胸にじんわり広がって、やがてズキズキ痛み始める。



「あー、ダンボールは今日から俺も一緒に集めるから。あとコジローと青野も強制連行な。武富も、集められるだけ集めて。多ければ多い方がいいから」



虎ちゃんが急に会話に割って入ってきた。


確かに、みんながいてくれた方が私にとってはありがたい。


色んな意味で。