早く俺を、好きになれ。



次の日、何となく気まずいまま学校に来た。


夜布団に入っていろいろ考えてたら眠れなくなって、寝不足で体が重い。


今日、武富君に会ったらどんな顔をすればいいんだろう。


普通にしてくれるかな?



「よう」



教室に行くと、すでに来ていた虎ちゃんに声をかけられた。



「おはよう。部活は?」



「寝坊したから休んだ」



「え?ごめんね、私のせいで」



昨日の夜遅くに虎ちゃんからLIENが来て、何気ないやり取りを続けていたら夜中の3時になっていた。


そこまでしてくれたのは、私が1人で泣かないようにだと思う。



「別に咲彩のせいじゃないから。俺が起きれなかったのが悪いんだし、気にすんなって」



「でも、3時まで付き合わせたのは私だし」



ごめんね。


そして、ありがとう。


虎ちゃんからのLIENがなかったら、武富君のことを想ってきっと1人で泣いてたと思う。