早く俺を、好きになれ。



ちょっと待ってよと突っ込みたいけど、すでに話題は切り替わっていて。


クラスの中でも誰も反論する人はいなかったから、何も言えずに黙り込んだ。


武富君も武富君で、特に反論する様子もなく黙って頷いてるし。



虎ちゃんの奴……絶対わざとだ。


わざと私と武富君を組ませたんだ。


私がアイになりきるなんて言ったから?


でも、虎ちゃんは小説を読んでないはずで。


アイがどんな人なのかもわからないはずなのに。


あー、もう!


だからそうじゃなくて!


なんでそんなおせっかいなことをするかな。



モヤモヤしたまま考え込んでいると、いつの間にか役割決めは終わっていた。