帰り道
昨日より強く
冬の匂いがした

あの人の住む街には雪
もうそんな季節

乾いた空気が
出会いの頃を想起させる

友情なのに恋のような
不思議な気持ちをもてあます

氷の結晶
交わした言葉が秘められて
よりいっそう
綺麗な冬景色になる