時間の経過とともに鈍る感情がこわい


目の前を通り過ぎてゆく何もかもに傷つくくらいなら

いっそ無神経になりたいと願っていたのに


自分が自分でなくなっていくようで

たまらなくこわい


――生まれたことすら無になるのだろうか