「なにか?田口さん」 「なんだよそれ」 別に、クラスメイトだから苗字で呼んだだけですが? 「俺まだ、別れるなんて言ってねぇぞ」 まだ言うの? 「心也…私もう、限界だ。 浮気する人とは、付き合いたくない 心也は、私を想う気持ち、そんな程度だったんだね。 結構、ショックだよ 私、好きだったよ、心也のこと」 「なんで、そんな目してんの?」 え? そんな目って…どんな目? 「言ってる事と目が違うけど?」 そう言われて、気づく。 私の頬に、涙が流れる。