「好きです!」 直球に言われ、ドキドキする。 今思えば、急に告白されたら、誰でもドキドキはするとおもう。 だけど、 ドキドキしてる……私もこの人の事好きなのかな…? そう思った。 ショックのあまり、今でもしっかり覚えてる。 「もし良かったら、付き合ってください!」 顔を真っ赤にしながら、頭を下げ手をこちらに差し出す。 断りづらい。 だけど、私の手は勝手に伸びていた。 彼の手と私の手が触れ ギュッと握った。 最初っから、私が悪かったのかもしれない。