そして、帰ってきた2人のうちの背が高くて大人っぽい男の人が、私の方へ歩み寄る。
「はじめまして、俺は富永優。恭也のクラスメイトってことは、高1かな?」
「は、はいっ!」
年上だと見た瞬間にわかった私は、少し緊張気味に話す。
すると、富永優先輩はクスッと笑い。
「敬語じゃなくていいから。普通に優って呼んで」
「え!でも先輩ですよね・・・?」
「だけど今日初めて会ったんだし。俺も莉緒ちゃんって呼ぶからさ、ね?」
「じゃあ・・・優くんで」
遠慮がちにそう言うと、満足したような表情だった。
「はい、次お前の番ね」
富永が先ほどまで優くんの隣にいた男の子の背中を軽く叩く。

