「・・・家の人は?」 「結構前に出発した」 きっとリビングだろうと思わせる広い部屋に、現在クラスメイトと2人きり。 しかも聞いたところによると、今家には誰もいないんだとか。 腰掛けたソファーは私の家の感触とは違い、ここで新しいなるんだということを実感させられる。 私の前に暖かいココアを出してくれた富永。 遠慮なくそれを口にして、とりあえず感想を述べといた。