「こんにちは!先輩。おばさん。私、彼女じゃなくて写真部の後輩です...。」
と実梨花が照れながら言う。
潤はそれどころではなく、
「み、実梨花ちゃん?どうしたの?」
っと聞くと
「暇なんで来ちゃいました。ダメでしたか?」 と実梨花が答えた。
「あんたねぇ!可愛い女の子が家に来るなんてこれから二度とないんだからもっとちゃんとしなさい!」
っと母親が潤の背中を叩きながら言った。
「めっちゃ失礼!それに樹里が来るじゃん!」
「樹里ちゃんはあんたの保護者みたいなもんだから数に入れちゃダメ!」
と親子と言うより漫才師みたいなやりとりに実梨花は笑っていた。
「全く...。まぁ、実梨花ちゃん。汚い家だけど、上がって?」
と潤が言うと
「はぁ~。面白かった。お邪魔します。」
と言い、靴を脱いだ。