098は私を父親の前から引き離し、
ソファに座らせた。


「永遠。俺が帰ってからにしてくれ。
確認がまだなんだわ。」


私の肩に手を置き 笑顔で話しかける098は

もう私の知ってる098じゃない。


ヨウルアっていうのも偽名だろう。



「確認…?」

「お前とお姉さんの代わりだよ。
団長と取引して、お前らの代わりを
5人連れて行くことになってる。
ご主人の扱ってる奴隷のなかから
良さそうなのを流してもらうんだよ。」



「最低ね。クズだわ。」



「出会った時に見抜けなかった自分を恨め。
お姉さんは、ちゃーーーんと見抜いたぞ 笑」