右手が熱い。 顔も熱い。 ぼんやりした視界が しだいに物の輪郭を捉え始めた。 右手首から上だけに光があたってるのが見える。 首をひねると、寝違えたのか ちょっと痛い。 窓から差し込む暖かいひかり。 雲ひとつない空が明るく私を照らす。