「そう、だね。075も一緒に逃げよう。」

「うん。でも、お姉さん 目見えないんだよね?」

「いや、右目だけ 見えてる」


もともと目がいい方じゃない上に、
私が左目を奪ったせいで、
かなり見にくくなっているはずだ。


「今晩、私が姉に話すよ。」

「うん。よろしく。」