「………っ!?」
超絶不機嫌くんは私の上げた声を聞いて…そして、露になった下着を見て目を見開き赤面した。
「キミ…もしかして、お、んな……」
超絶不機嫌くんの言葉に何も答えられない。恥ずかしさのあまり声が出ないのだ。両手で顔を覆い隠す。叫んだら誰かが来て大騒ぎになるため助けを求めることも出来ない。
てか、女だってバレるの早すぎだろ!
「……なぁ」
何よ。私のことまた悪趣味だって言いたいわけ?『男装する女とかあり得ない』って言って笑い飛ばすんでしょ。
……もう好きにしてよ。
「悪かった」
むしゃくしゃした私に聞こえた言葉はとても意外だった。顔に当てた両手を離して超絶不機嫌くんの方を見ると耳まで真っ赤にしながらも私の下半身に雑ではあったが毛布を掛け直してくれた。
あまりの優しさにおさまってきていた恥ずかしさがまた込み上げてきた。下半身に掛かっている毛布に全身が包まれる様にくるまった。
「…誰にも言わないで」
「馬鹿じゃないの?言うわけないじゃん。言ったら言ったで俺変態になっちゃうし」
「超絶不機嫌くんは変態じゃないの?」
「誰、超絶不機嫌くんって。俺のこと?」
しまった。これで口を滑らせてしまうのは三度目だ。
「教室で会った時、超絶不機嫌って顔してたから…」
「変なあだ名つけないでよ…名前、櫻木レオ(サクラギレオ)だから」
ずっと逸らされていた視線が今重なった。櫻木レオ…彼は、何かが違う。私が見てきた男とは明らかに何か違う気がする。でも、何が違うのかが分からない。なんか、胸のあたりがもやっとする。
「櫻木レオ…レオ?」
「…何?呼んだ?」
私が呼び方を確認するとレオは不敵な笑みを浮かべてそう言った。呼び名…レオでいいんだ。今までは凌太しかなかった名前呼び。それが今日、一人増えた。男は嫌いなのに…どうして名前呼びを許可されただけで微かに喜んでいる自分が居るのだろうか。
超絶不機嫌くんは私の上げた声を聞いて…そして、露になった下着を見て目を見開き赤面した。
「キミ…もしかして、お、んな……」
超絶不機嫌くんの言葉に何も答えられない。恥ずかしさのあまり声が出ないのだ。両手で顔を覆い隠す。叫んだら誰かが来て大騒ぎになるため助けを求めることも出来ない。
てか、女だってバレるの早すぎだろ!
「……なぁ」
何よ。私のことまた悪趣味だって言いたいわけ?『男装する女とかあり得ない』って言って笑い飛ばすんでしょ。
……もう好きにしてよ。
「悪かった」
むしゃくしゃした私に聞こえた言葉はとても意外だった。顔に当てた両手を離して超絶不機嫌くんの方を見ると耳まで真っ赤にしながらも私の下半身に雑ではあったが毛布を掛け直してくれた。
あまりの優しさにおさまってきていた恥ずかしさがまた込み上げてきた。下半身に掛かっている毛布に全身が包まれる様にくるまった。
「…誰にも言わないで」
「馬鹿じゃないの?言うわけないじゃん。言ったら言ったで俺変態になっちゃうし」
「超絶不機嫌くんは変態じゃないの?」
「誰、超絶不機嫌くんって。俺のこと?」
しまった。これで口を滑らせてしまうのは三度目だ。
「教室で会った時、超絶不機嫌って顔してたから…」
「変なあだ名つけないでよ…名前、櫻木レオ(サクラギレオ)だから」
ずっと逸らされていた視線が今重なった。櫻木レオ…彼は、何かが違う。私が見てきた男とは明らかに何か違う気がする。でも、何が違うのかが分からない。なんか、胸のあたりがもやっとする。
「櫻木レオ…レオ?」
「…何?呼んだ?」
私が呼び方を確認するとレオは不敵な笑みを浮かべてそう言った。呼び名…レオでいいんだ。今までは凌太しかなかった名前呼び。それが今日、一人増えた。男は嫌いなのに…どうして名前呼びを許可されただけで微かに喜んでいる自分が居るのだろうか。
