それが人に物を頼む態度か!?と、内心思いながらも渋々出入口から退ける。すると、その超絶不機嫌男子が私の顔を見て「ん?」と声を上げた。
「あの、何ですか?」
じろじろ見られてたらこっちの気分悪くなるんですけど。出て行くならさっさと出て行ってよ!
「お前、女みたいだな」
「良く言われます」
内心を悟られないようにとにかくスマイルで対応する。多分、この先ずっと何人もの男に女みたいだって言われるんだろうな…いやまぁ女ですから当然ですけど。
私のスマイルでの対応に超絶不機嫌男子が目を見開いた。何に驚いているのだろうか。
「お前、男なのに女みたいって言われて普通笑う?もしかして女って思われたいの?あり得ない。超悪趣味」
「なっ!?」
どうやら私のこの対応はハズレだったみたいだ。どうしよ、超引かれてるんですけど。もう嫌だ、帰りたい。
「そ、そーいう趣味じゃないんです!あの、あなたに苛々してたからその内心を悟られない様にと考えて笑顔でいようと…って、何言ってんだー!!」
「…ふふ」
思わず口が滑ってしまったことに焦っていると超絶不機嫌だった男子が笑い出した。
「悪趣味なんて言って悪かったよ。正直な人は嫌いじゃないよ」
私にそれだけ言うと私が退けた教室の出入口から出て行った。あれ、あの人の手首…水色のブレスレットだから教室はここだよね?もうすぐで授業始まるのにどこ行くんだろ…って、他人に気を取られている場合じゃない!私の机を探さなきゃ。そう思い自分の出席番号が書かれたシールが貼ってある机を男の群れの中から目を凝らして探す。
…あった。最後列の窓際。最高な席じゃん!てっきり前後左右、どの角度の斜めからも男に囲まれる席なのかと思ってた!実際、私の近くの男は前と右と右斜め上にしかいない。こういうのでは運がついているのかもしれない。
「あの、何ですか?」
じろじろ見られてたらこっちの気分悪くなるんですけど。出て行くならさっさと出て行ってよ!
「お前、女みたいだな」
「良く言われます」
内心を悟られないようにとにかくスマイルで対応する。多分、この先ずっと何人もの男に女みたいだって言われるんだろうな…いやまぁ女ですから当然ですけど。
私のスマイルでの対応に超絶不機嫌男子が目を見開いた。何に驚いているのだろうか。
「お前、男なのに女みたいって言われて普通笑う?もしかして女って思われたいの?あり得ない。超悪趣味」
「なっ!?」
どうやら私のこの対応はハズレだったみたいだ。どうしよ、超引かれてるんですけど。もう嫌だ、帰りたい。
「そ、そーいう趣味じゃないんです!あの、あなたに苛々してたからその内心を悟られない様にと考えて笑顔でいようと…って、何言ってんだー!!」
「…ふふ」
思わず口が滑ってしまったことに焦っていると超絶不機嫌だった男子が笑い出した。
「悪趣味なんて言って悪かったよ。正直な人は嫌いじゃないよ」
私にそれだけ言うと私が退けた教室の出入口から出て行った。あれ、あの人の手首…水色のブレスレットだから教室はここだよね?もうすぐで授業始まるのにどこ行くんだろ…って、他人に気を取られている場合じゃない!私の机を探さなきゃ。そう思い自分の出席番号が書かれたシールが貼ってある机を男の群れの中から目を凝らして探す。
…あった。最後列の窓際。最高な席じゃん!てっきり前後左右、どの角度の斜めからも男に囲まれる席なのかと思ってた!実際、私の近くの男は前と右と右斜め上にしかいない。こういうのでは運がついているのかもしれない。
