――一方男子は(涼太side)
まあ、俺だけが得するのもあれだしな、聞いてやろう。
涼太「倉本ー。」
大智「おー、どーした?
てか、名前で呼べよ〜」
涼太「おう、じゃあさ、率直に聞くぞ。大智。」
大智「おう!」
涼太「大智って山のことどう思う?」
大智「うーん、面白い奴!」
あ、ドンマイ。
諦めろよ…山よ…。
大智「でも、好きな人はいるかな。」
涼太「え、だれだれ??」
大智「驚かない?俺の好きな人は元カノのあいつだ。」
涼太「え…」
なんでだよ。
なんでよりによってあいつなんだよ。
お前はまた悲しい思いをしたいのかよ。
やめろよ。普通に山好きになってやれよ。
そうやってお前はあいつに執着して意味あるのかよ。
悠里だって…