私が引き受けると言った直後、佐藤さんは「じゃあ頼む」とだけ言ってふらふら庁内に戻っていった。
それはそれで不安だったけれど、とにかく佐藤さんに優しくしようと決意して翌日。
「さ、佐藤さん、おはようございます」
佐藤さんは課の中でも一番に出勤していることは知っていた。
なので私もいつもより早く出勤すると、丁度館内に入ろうとしている佐藤さんを見つけた。
そうしてさっそく駆け寄りながら明るく挨拶をしてみる。
「昨日はお疲れ様でした。今日も、無理のないよう頑張りましょう」
「…………」
立ち止まってこちらに振り返ったまま、佐藤さんが微動だにせず固まる。
表情は特に変わりなく、不愉快そうでもなんでもない。
……個人的にかなり考えた挨拶なんだけど、なんなんだろうこの反応。
失敗?
そうして私自身も立ち止ると、佐藤さんが「それ」と淡白に言う。
「いいな。明日も言ってくれ」
「は、はい」
そして颯爽とその場を立ち去る佐藤さん。
満足してもらえたみたい?
「……なんか、こっちまでちょっと嬉しい」
へにゃっと緩んでしまっているだろう頬を擦りつつ、私も元気に入館した。
それはそれで不安だったけれど、とにかく佐藤さんに優しくしようと決意して翌日。
「さ、佐藤さん、おはようございます」
佐藤さんは課の中でも一番に出勤していることは知っていた。
なので私もいつもより早く出勤すると、丁度館内に入ろうとしている佐藤さんを見つけた。
そうしてさっそく駆け寄りながら明るく挨拶をしてみる。
「昨日はお疲れ様でした。今日も、無理のないよう頑張りましょう」
「…………」
立ち止まってこちらに振り返ったまま、佐藤さんが微動だにせず固まる。
表情は特に変わりなく、不愉快そうでもなんでもない。
……個人的にかなり考えた挨拶なんだけど、なんなんだろうこの反応。
失敗?
そうして私自身も立ち止ると、佐藤さんが「それ」と淡白に言う。
「いいな。明日も言ってくれ」
「は、はい」
そして颯爽とその場を立ち去る佐藤さん。
満足してもらえたみたい?
「……なんか、こっちまでちょっと嬉しい」
へにゃっと緩んでしまっているだろう頬を擦りつつ、私も元気に入館した。
