―――外はすでに雨が上がっていた...

「ラッキー♪」

ぁたしは鼻歌なんか歌いながら

微妙にハイテンションで駅に向かっていた―――

でも...その時

目の前に...




「...春...樹と......








.......紗奈...??」





思わず目を疑った、

ほっぺもつねってみた、

まばたきを何回もしてみたりもした、

...でも

やっぱり目の前には...

仲良く笑いあう春樹と紗奈がいた...

...ぁたしの目に映った光景は

...現実だった...

信じたくない...

...現実だった...




信じてたのに...

大好きだったのに...

ぁたし...

裏切られたんだね...

...信じてたのは...

ぁたしだけだったんだね...




モウ ヒトナンテ シンジナイ――――



そお決めた...


「きょう...誕生日だったのにな...」