悠也は唯香の頭をなでながら言った。

「唯香??

唯香は本当に俺が好き...??」

「え...??」

「唯香はさ、まだ俺しか知らないんだょ、」

「どういうこと??」

「ほらね、唯香はまだ分かってないよ。

他にも唯香の周りにもいっぱいひとがいるのに

唯香は俺としか関わろうとしなかったでしょ??

だから唯香は俺しかしらない。

1人の中から1人しか選べないから

俺を好きだと想ってるんだよ。」

「違うよ??みんなより悠也が好きだよ??」

「...考えてごらん??

サッカー部のみんなとも必要最低限の言葉しか

交わさない。

クラスのみんなとも必要最低限の言葉しか

交わさない。

そんな唯香を俺は守ってる。

唯香にとって俺はお兄ちゃんみたいな存在。

違う??

やっぱり俺を好きっていうなら

もっとみんなを知ってからにしてみて。

いろんなひとと仲良くなれば

もっといい人がいるかもしれないよ。

友達つくって、明るくなれば

唯香はもっと唯香らしくなるはずだから。

唯香のこと嫌いってわけじゃない。

でも俺と付き合ったら唯香、

なにもかわんないじゃん??

たぶん唯香ならこれからの中学校生活

女の子の友達もできて

遊びに行ったり

恋したり

俺以外のひとといる楽しい時間

きっとつくれるとおもうからさ☆

変われよ、唯香

そしたらきっと本当に好きな人、できるからさ☆

俺なんかじゃなくってさ☆」