店の前で一人になってしまい、ここで立っていても仕方がないので中に入った。
注文をせずに水谷さんの席へと行くと、驚いたように見上げた。
「あっ・・・どうしたの?」
驚きながらも向かいの椅子を引いてくれ、そこに座る。
先程の光景と雅の言葉が頭の中に残っていて、何から話していいのか分からなくなる。
それでも優しく微笑む笑顔を見て、意を決して口を開いた。
「その・・・たまたま通りかかったら、店にいるのが見えたから」
「み、見てたの?」
「うん・・・見慣れない子だったけど、友達?」
彼女は下を向いてしまい、そのまま黙ってしまった。
もっと違った聞き方があったのではないか。
そんなことを思っても、後の祭り状態だ。
「それもそのはず・・・前の学校の友達」
「それじゃ・・・」
「・・・場所、変えない」
注文をせずに水谷さんの席へと行くと、驚いたように見上げた。
「あっ・・・どうしたの?」
驚きながらも向かいの椅子を引いてくれ、そこに座る。
先程の光景と雅の言葉が頭の中に残っていて、何から話していいのか分からなくなる。
それでも優しく微笑む笑顔を見て、意を決して口を開いた。
「その・・・たまたま通りかかったら、店にいるのが見えたから」
「み、見てたの?」
「うん・・・見慣れない子だったけど、友達?」
彼女は下を向いてしまい、そのまま黙ってしまった。
もっと違った聞き方があったのではないか。
そんなことを思っても、後の祭り状態だ。
「それもそのはず・・・前の学校の友達」
「それじゃ・・・」
「・・・場所、変えない」



