「俺か?…まぁ、あんたとは180度違う人生だろうな。」
そういいながら、彼はシャツの袖に腕を通し始めた。
「…っ!」
あまりに痛そうで、私はタオルを置くと彼を手伝った。
「…あまり動かさないで、私がするから。」
シャツを羽織らすと、次はボタンを閉じた。
「なるべく来られたらいいんだけど、
日中は教会の手伝いがあって…。
ごめんなさいね。」
彼は何も言わなかった。
もしかして疲れたのかもと思った。
「…疲れてしまった?
そうよね、ひどい怪我から目覚めたばかりだものね。」
私はボタンを留め終わると、彼の身体を支えて横になるのを手伝った。

