彼はそれ以上何も言わず、ゆっくりと時折痛そうな表情を浮かべながらシャツを脱いだ。


傷に触らないよう、優しく包帯の間を拭いた。


一昨日も思ったけど、とても引き締まった体をしていた。


この外見とスタイルなら寄ってくる女性は多かったはず。


もしかして…。


「あなた結婚はしているの?」


「…は?
何だ、お前も俺に興味があるのか?」


彼の言葉は今までより一段と冷たく、軽蔑が滲んでいた。


「ち、違うわ!」


私は慌てて彼のベッドから身体を離した。


「牧師の娘だって所詮普通の女だな。
隠さなくていい。…これまでもそんな女は腐るほど見てきた。」