私は思い切ってアルコールを口に含んだ。


「っ!ぶっげほっ!!」


口に入れただけなのに、アルコールが強すぎてむせて吐き出してしまった。


「けほっけほっ!!」


初めてのお酒の味に驚いた。


こんなもの誰が好き好んで飲むのかしら…!?


躊躇いながらもう一度、今度はゆっくりと口に含んだ。


意識のない相手だけど…。


緊張して震えてしまう。


まさか初めてがこんな状況になるなんて…。


初めてのキスは私が思い描いていたものとはかけ離れたものになってしまいそうだった。


それでも、私は持ち前の責任感で自分を奮い立たせた。


今目の前の彼を救えるのは私だけなのよ!


これからもっと大変な事をしなくてはいけないのに…!


私は目を閉じると、ゆっくりと彼と唇を合わせた。