「今は、それしかないっ! 口を…出すな!」 彼は強く言い切ると、苦しそうにベッドに倒れた。 「…分かったわ。少し待っててね。」 私は急いで彼の言ったものを揃えて部屋へ戻った。 ガチャっという扉を開ける音で、閉じられていた彼のまぶたが開いた。 よかった。 私がいない間に姿を消してしまったり、死んでしまいそうな気がしていた。 「…布をくれ。」 彼は体を起こし布を裂くと傷口のすぐ上を縛った。 私はナイフをろうそくの火で炙った。