問い詰めたい気持ちでいっぱいになった。


けれど次の瞬間、


私は彼に肩を貸すと立ち上がる手助けをした。


「っ!な、にを?」


彼の方が驚いて、痛みと困惑の表情を見せた。


「教会の2階に今は使われていない納屋があるの。私しか立ち入らない部屋だからとりあえずそこへ。」


「…、すまない。」


私は何も答えなかった。