みよ「はい、やるよ」

斎藤「マジに言ってんの。ねぇ、マジに言ってんの」

みよ「あたしは真剣」

斎藤「怖いわ~。あ、これさぁ、もし、アイコだったら、どうなるの」

みよ「ん」

斎藤「アイコ」

みよ「ん~~……………ギリギリアウトかな」

斎藤「何でだよっ」

みよ「やっぱり勝って欲しいかな」

斎藤「いや、だってさ、今まで愛を育んできたじゃん、地道にさ、あの時間は、ん、なに、嘘だったの?!」

みよ「嘘じゃないけど…」

斎藤「嘘じゃないけど、なに」

みよ「勝負の世界は厳しいのだ」

斎藤「誰なんだよ」

みよ「ほら、やるよ!勝ってね」

斎藤「え」

みよ「さあ、斎藤くん、私はパーを出したい気分だぞ~」

斎藤「え、それってもしかして…」

みよ「分かんない、罠かもしんないよ~」

斎藤「いや、何なのよっ」




おわり