金太郎が悔しがってました。
金太郎は、緑の菱形の着物を着ていました。

そこに、ウサギがやってきました

金太郎「う~~ん」

ウサギ「金太郎さん、どうしたんだい」

金太郎「熊に、相撲で負けてしまったのさ」

ウサギ「ありゃま、足柄山の大将がどうしたのさ」

金太郎「今、大将は、熊の方さ。ふんぞり返ってやがらぁ」

ウサギ「そうなんだ。あれ?」

金太郎「ん?」

ウサギ「金太郎さん、いつもと何かが違うな~と思ったら、着物が違うんだね。緑じゃないか。いつもの赤いのは?」