「これ、こないだのスカート?」
そう言って膝じゃなくあっさり先輩の手が入って来ちゃった!
何か言おうとする私の唇に、また先輩が重なって来る。

先輩の息遣いが聞こえる。

離れては見つめ合い…
先輩の目…何か言ってるけど読み取れない。

にこっ……じゃダメかな?
先輩もまた優しい顔で見つめてくれる。

ぎゅうっと抱き寄せられて、溶けそうなキスをする。
先輩の唇が、唇だけじゃなく、私を優しく撫でてくれるよう…
車の前を何度となく人が通ってるけど、先輩気にしないのかな?
先輩の手がもう行き止まりの所まで来ている。
そんな風に触られちゃうと…
私、一応普通に反応しちゃうんだけどなぁ。

「こ、ここまでと思いますっ!」
「もうダメ?」

子供みたいに『ちぇっ』ていう顔で私を見ている。

「こういう所では…」
「こういう所じゃなかったらいいの?」

えーっと…

チュッ

とキスで押しのけられて

「さ、もう行かなくちゃな!」

そう、ですよね…