そのとき、ももには片思いの相手がいた

よく俺らに相談してたが

あんまり興味のなかった俺は

よく話を聞いていなかった

そんなある日、たまたま放課後

教室の前を通った俺の視界にももが

入ってきた

あいつ.....南海たちと帰ったんじゃねぇのか

俺は今日部活だったしな.....

通りすぎようとしたとき、聞こえてきた声

「私、......くんが好きなの.....」

は?告白?ももが告白してんのか?

驚いた俺は相手の返事を待っているももを

じっと見ていた

「.......ごめん俺、小林の事友達としか見れない」

「.....わかった。困らせてごめんね?」

今にも泣きそうなももをみて

なぜだか俺は

ほっとしていたんだ