ある日の放課後、



どもってしまい、日直の仕事を手伝うことになったので千尋君の教室に向かいました。




そしたら、男の子と女の子の声が、



「そーいやさ、千尋。お前どこまで進んだ?キスとかした?」


「いやー、千尋なんて手早いんだからもう色んなコトしてるだろ」



「えぇー!やーだー!千尋があんな地味な女とそんなことしてる想像するだけで千尋がかわいそうに思えるー」



「実際のところどーなんだよ、千尋」



「なんもしてない」



「「「はぁー?」」」



「あの女にそういうことは出来ない」



「俺だったら罰ゲームなんだし、とっとと落としてすぐヤるけどな」



「いやー!はやーい!」




え?まって?



そういうこと?



千尋くん。



あぁ、そうか。



あたし、やっとわかったよ。



私は千尋くんの《罰ゲーム》の相手だったんだね。