しかも明日からどうなるの?
覚悟って、なんの?

……うわ、楽しい高校生活始まったと思ったのに、なんだろうな、油断できないな……。

「凛ちゃん、あんなの気にしちゃダメだよ?」

花歩ちゃんがやってきて、空いた安達君の席に座った。
膝には自分のカバンを乗せている。

「上間さん、大丈夫ですか?」

翔護も来てくれた。

「ん……。
ちょっとびっくりしただけだよ。
ありがとう、二人とも」

ぽつぽつとクラスメイトが教室を出ていく中、3人でなんとなく話しながら過ごしていると、一度教室を出ていた竹井先生が戻ってきた。