普通なお嬢様の極秘恋愛

「よろしくね、森下君!」

差し出された花歩ちゃんの手を、翔護が軽く握った。

「はい、こちらこそよろしくお願いします。佐藤さん」

親友と彼氏と3人一緒。
わたし今、好きな人達に囲まれてるんだ。
なんだか嬉しいな。
これから毎日こうだといいな。

「は~い、皆さん席に着いてください。
高校1日目のホームルームを始めますよ~」

その時チャイムがなって、タイミングばっちりに教室に先生が入ってきた。
まだ若そうな細身の女先生は、教室中に聞こえるように声をかけた。

「じゃあ、あとでね、凛ちゃん」

「うん、また後で」