普通なお嬢様の極秘恋愛

「じゃ、俺そろそろ帰るわ。
就業時間も過ぎたし、なんか色々解決したっぽいし」

「はいはい、安達君、お疲れ様ね」

「おー田中さん、また遊びに来るから!」

「ふふっ。また来るのー?」

「来るよっ!」

田中さんと楽しそうに会話をしていた安達君が、手を振って帰っていった。

「安達君、何だかんだと良い子でしたねぇ~。
馬鹿な子程可愛いって言うか……。

あ、森下君も馬鹿ではないけど可愛いですよ?」

のんびりと言いながら、田中さんがわたしと翔護に紅茶を入れてくれた。

翔護とこうやってリビングで一緒に紅茶を飲む日が来るなんて……!

もうお屋敷の従業員じゃないから良いんだろうけど。
今までの関係からするとちょっと不思議な感じ。