普通なお嬢様の極秘恋愛

「あ~あ、凛の隣は俺じゃねぇのかよ。
ああまぁ、まだチャンスはあるよな?
同じクラスだし」

「こら! 安達君!
またお嬢様に失礼な!」

安達君は相変わらず田中さんに耳を引っ張られている。
わたしは二人から、隣の翔護に目線を移した。

「翔護……。よかった……」

「うん、万事オッケーだよ」

「でも、どうして?
あのお父様があんなに歩み寄るなんて……」

「ま、知らぬが仏ってね。
凛は気にしなくて良いよ」

ふふっと笑った翔護に頭を撫でられた。

うーん、何が起こってるのか気になるけど……。

翔護がそういうのなら、あまり深く聞かない方が良いのかな?