普通なお嬢様の極秘恋愛

「森下」

「はい」

「凛との付き合いを認める。

影でこそこそされて、また家出でもされたらかなわん。
堂々と付き合え」

「はい、ありがとうございます」

?!

あんなに許さないってかたくなだったのに!!
認めて、くれるの……?!

嬉しい!
嬉しいけど、翔護、本当に何をしたの……?
どうしてこんなにお父様の物分りが良いの……?

「お、お父様……!」

「なんだ、凛」

おずおず話しかけると、きっと目線を向けられた。
わぁ、苦手意識が……。

「ありがとう、ございます……!!」

「……ああ」

絞り出すように、うつむき加減でお礼を言うと、意外にも肯定の返事が返ってきた。
本当に、今日のお父様はどうしたのだろう。
って、良いことなんだけどね。