普通なお嬢様の極秘恋愛

翔護はわたしの隣に堂々と腰掛けた。
その途端、お父様の眉がぴくりと動いた。

あ、怒るのかな?
と思ったけど、何故だか大丈夫だった。

お父様は声を荒げるでも怒りをぶつけるでもなく、黙っていた。

お母さんも黙って席に着いていた。

中堂さん、田中さんも安達君と並んで立っている。

「よし、全員揃ったな」

おもむろにお父様が口を開く。

「簡潔に、決定事項を述べる。
凛の望みを叶えることにした。
以上」

「え? どういうことですか?」

最初に声をあげたのは、わたしではなくお母さんだった。