「……! し、翔護、ここ、外だよ?」

かぁっと、さっきよりも頬が熱くなる。

「そうだね、でもしたかったから。
凛は、嫌だった?」

「い、嫌じゃ、ない……。
嬉しい……」

「……お前らなぁ……」

「森下君、なんでずっと後ろから抱きしめてるの?
取り敢えず隣に座れば良いと思うんだけど」

公園の入口に、呆れ顔の安達君と、何故か携帯をこちらに向けている花歩ちゃんがいた。

い、いつから見てたの?

驚いて言葉を失うわたしとは違い、翔護はこくりと頷いて隣に移動してきた。

「凛ちゃん、写真撮れた!
沢山撮ってたら、キスしてるとこも撮れたよ!」

って、ええ?!