「言われたくなかったから逃げてきたんじゃない。
お母さん、わたしが苦しんでたの、見てたよね?
何もしなかったよね?」
お母さんはぐったりとした表情を浮かべている。
おばぁちゃんも翔護も、わたし達のやりとりを静かに見守っていた。
「お母さんだって苦しくて……」
「……すみれ」
「だめよ凛。やっぱりこんなの、ダメだわ。
家出も、森下君と付き合うことも……。
お父さんが……」
「……すみれ!」
黙らんか! と、おばぁちゃんがぴしゃりとお母さんを怒鳴った。
「婿の機嫌しか取れんのかお前は!
二言目にはあの男が、あの男が、と!
凛ちゃんの意見を聞き入れるどころか話しを聞こうともしないから、こうなってるんじゃないのか?!
凛ちゃんが可哀想じゃっ! 家出うんぬんはともかくとして、少なくとも夏休み中はうちで預かる!
翔ちゃんも一緒にな!!」
お母さん、わたしが苦しんでたの、見てたよね?
何もしなかったよね?」
お母さんはぐったりとした表情を浮かべている。
おばぁちゃんも翔護も、わたし達のやりとりを静かに見守っていた。
「お母さんだって苦しくて……」
「……すみれ」
「だめよ凛。やっぱりこんなの、ダメだわ。
家出も、森下君と付き合うことも……。
お父さんが……」
「……すみれ!」
黙らんか! と、おばぁちゃんがぴしゃりとお母さんを怒鳴った。
「婿の機嫌しか取れんのかお前は!
二言目にはあの男が、あの男が、と!
凛ちゃんの意見を聞き入れるどころか話しを聞こうともしないから、こうなってるんじゃないのか?!
凛ちゃんが可哀想じゃっ! 家出うんぬんはともかくとして、少なくとも夏休み中はうちで預かる!
翔ちゃんも一緒にな!!」



