普通なお嬢様の極秘恋愛

ああ、お母さんにばれてしまった……。
家出した先も、わたしと翔護の関係も……。

わたし達三人が動けず固まる緊迫した部屋に、元気な声が響いた。

「凛ちゃん翔ちゃん!
可愛いお土産ゲットじゃ~!」

「お母さん!」

「なんじゃすみれ、来とったのか。
久しぶりだのぅ」

何年も顔も見せんで。

おばぁちゃんはお母さんに睨まれたところで、平然とわたし達の向かいに座った。
お母さんはまだ入口で立ち尽くしている。

「どういうこと?!」

「見てのとおりじゃが?」

しれっと言いながら、おばぁちゃんはお土産の袋をわたし達に差し出した。

何だろう、気になるけど、今はそれどころじゃない。