普通なお嬢様の極秘恋愛

「新婚だってさ。嬉しいね」

ふふ、と笑う翔護を後ろから抱きしめた。
翔護が旦那さんになってくれたら、一生こんな幸せが続くんだろうな。

やっぱり、誰か知らない人と結婚するなんてごめんだ。

「凛……好きだよ。俺今、幸せ」

翔護が振り向いて、照れくさそうに笑った。
わたしは抱きついたまま、後ろから翔護にキスをした。

わたし達はそれから、のんびりとおばぁちゃんを待っていた。

隣り合ってくっついたまま。

「あなたたち……!」

声に顔を上げると、お母さんが驚いた顔で立ち尽くしていた。

バックを落としているけど、驚きすぎて落としっぱなしだ。

「お母さん……」

「奥様……」

くっつくわたしと翔護を、お母さんが見開いた目でじっと見つめている。